魔法の絨毯No.2

(2020.6.27)
今回は、魔法の絨毯の2つ目。2017年に入手したものです。

 

2017年からしばらく、イランの仕事をしました。僕はそれまでイランのことはほぼ何も知りませんでしたが、行ってみるとすごく興味深く、美しく、奥の深いところでした。今はイラン、大好きです。国際情勢的に少し行きにくい国ではあります。例えばイランに入国すると、その後10年間はアメリカにビザ無しでは入国できなくなります。

 

イランの昔の呼び方は、ペルシャ。そう、古代オリエント世界の覇者、ペルシャ帝国です。で、ペルシャとくると、ペルシャ絨毯。本場のペルシャ絨毯を買いたいところですね。

 

ということで、休日にさっそく、テヘランのバザールに行きました。バザールと言えば、「バザールでござーる」というCMで耳になじみがあります。最近の人は知らないかもですが。それと、バザー、というのもよく聞きますね。バザールは「市場」。ペルシャ語です。英語だとマーケットですね。

 

 

テヘランのバザール。イスラム建築風の屋根が、中東の活気ある市場っぽくて超カッコいい。すごく広くて、迷います。たくさんの絨毯屋さんが軒を連ねる区画もあるはずですが、なかなか絨毯屋さん街が見つからない。


迷いながらもなんとか絨毯屋さん街にたどり着き、いくつか見て回って、ウールのペルシャ絨毯をゲット。やっぱり財力的に、買える絨毯は小さいので、魔法の力も弱弱しいんですが、でもかわいい絨毯です。手作りだし、由緒あるペルシア世界最大のバザールで買った、ペルシャ絨毯。ステキですね。

 

 

イランは長い歴史を持つ、魅力いっぱいの国です。そしていろんなものが手作りで、街には、クツの修理屋さんやイスの修理屋さん、その他いろんな修理屋さんがあって、いろんなものを大切に使っています。こういう雰囲気って、いろんなモノに、いろんなヒトの精神が宿って、良いですね。

 

もしかしたら今後も、この魔法のコーナーや、グッズ、雑文などでチラホラ、イランのものが登場するかも。

 

さて、イランはそれぞれの町にステキなバザールがありますが、タブリーズのバザールは世界遺産です。なんと、かつてマルコポーロもタブリーズのバザールに訪れた、とのこと。

 

 

ここでは、絨毯は高くてそう何個も買えないので、布を買いました。かわいい布。タブリーズ近辺の村で作った手作りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年06月27日