大きくなったらなりたいもの
(2011.5.21)
僕にとって衝撃だったことは、子供が1歳か2歳の時かな?「大きくなったら何になりたい?」と聞いたら、「みそ汁」と答えたこと。僕なんか、面白いこととか奇抜なことを考えよう、考えよう、としても、全く考えれないのに。子供の発想はすごく自由で、面白いです。
その「みそ汁」が、やがて「パテシエ」になり、5歳の今では「モデルを踏み台にしてアイドル」だから。成長するというのは寂しいことだ。ただ、今の時点でアイドルだったら、今後それ以上ミーハーな感じにはならないだろうなー。
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僕は、やっぱり憧れる職業というのは、魔法使いですね。
ドラえもんの映画で、確か昔、「科学の代わりに魔法が発展した世界」みたいな設定のやつがあったんだけど、おそらくその影響です。魔法って、頑張れば使えそうな気がします。
確かに、王子様をカエルにしたり、人をパッと消したりする魔法は無理でしょうね。あんまりそっちのほうに進むと、ウィザードじゃなくてマジシャンになってしまいそう。はーい、今日は今からこのお姉さんを消しちゃいますよー。しっかり見ててくださいねー。種も仕掛けもありませんよー。なんか、魔法使いってあごひげを伸ばすイメージで、マジシャンは鼻の下にひげをちょびっと付けるイメージ。
魔女の宅急便とかハリーポッターみたいに箒で空を飛ぶのも肉体的には無理っぽいなー。精神的になら、幽体離脱みたいな感じで空を飛ぶということは可能かもしれない。 それとか、火炎魔法とか。ドラゴラムとかも無理っぽい。けっこう、どう頑張っても無理そうな魔法が多いですね。やっぱりいかにも魔法使いっぽい魔法は難しいかもしれない。
でも、たとえば、魔法の呪文を唱えると雨が降ったり。魔法の薬で誰かを病気にさせたり、病気を治したり。結界を張ったり。そういう、魔法とか、呪術とか、民俗宗教あたりの境界領域のもの。そういうのは、可能じゃないかな?
例えば漢方薬なんか、RPGの世界では魔法の範疇になってても全くおかしくない。「王女様を目覚めさせるためには、橋を渡ったそのまた向こうに咲くという、月見草が必要じゃ!」みたいな感じで。それで、橋を渡ると敵が強くなるから、まずはレベルアップしたり装備を高めたりしてから、月見草を取ってきたら、大魔法使いがトカゲのしっぽとかと一緒に窯でグツグツ煮て、魔法の薬をつくるんだよ。これって漢方薬を飲ませているだけかもしれない。
何年か前に死んだ僕のおばあちゃんは、かなり魔法を自由に操っていました。僕が子供の頃の記憶だからけっこう曖昧だけど。確か毎年、11月11日には、半紙に左手で「十一月十一日」と書いて、それを家の玄関とか窓とかに逆向きに1年中貼ってましたね。確か、泥棒が来ないように結界を張ってたんじゃないかな?おかげで僕の家には、泥棒が来たことがありません。
後は、十五夜の時にススキを1升ビンに飾って、その1升ビンの水は1年間取っておいて、それでやけどとか治してたし。便秘なんかも、僕はおばあちゃんの呪文で治してもらってました。ウチのお茶の間の壁とかトイレの壁は、呪文だらけでしたね。
それとか鬼が来ないように、庭にヒイラギを植えていました。今気づいたんだけど、きっとウチは鬼に狙われていたんだろうね。それをおばあちゃんが必死に守っていた。ちょうどおばあちゃんが死んだ時、実家は新しい家に引っ越しました。
おそらく実現可能な魔法、というか、すでに古来から使われ続けている魔法は、占いですね。占いは魔法じゃないのかな?占うだけだから。でも魔力とは関係ありそう。 タロット占いとか。占いだったら、三国志の孔明とかも、実際にバンバン天気や人生を占ってますからね。
昔、僕は仏教系の中学に行ってたんだけど、コックリさんが一時期流行ってました。数珠をしながら友達とコックリさんをしていると、ある時、僕の数珠のヒモがバチン!と切れて、数珠玉がそこらじゅうに飛び散りました。それ以来、コックリさんはやってません。あれ、○○○さん、って「さん付け」のネーミングだから結構マイルドに聞こえるけど、実はかなり怖いんですよ。あんまりのめり込むと、魔界への扉が開いてしまったりとか、する可能性は十分あると思います。
どうすれば魔法を使えるようになるかというのは、んー、きっと知ってる人もたくさんいるんだろうと思うけど、僕はまだ知りません。
多分、魔力を高める石とか、色とか、形とか、食べ物とか、いろいろあるだろうから、そのあたりで環境改善とか体質改善を図るのか。でも逆に魔力を弱めるグッズや環境もたくさんあるでしょうね。
僕の予想では、科学的なものとか、電気的なものとか、大量生産品とか。これは魔法の力を弱めるでしょう。普段、こういうのに囲まれて生活してるから、魔法が使えないんだよねー。